
先延ばし癖が“ひどい日”ほど、始めたら一瞬で終わった話
夜勤明けに提出しないといけない書類があった。
分かってはいるのに身体が動かず、
「面倒くさい」「今日は無理だ」とスマホを触り続けていた。
ようやく「1分だけやるか」と資料を開いたら、
驚くほどすぐに終わった。
あれだけ苦痛だったのに、手をつけた瞬間から流れが出来ていく。
この時に気づいた。
「面倒くさい」の正体は、作業そのものじゃなくて
作業 “前” の脳の抵抗だった。
この抵抗は、先延ばし癖がある人だけでなく、
現場で働く多くの人に共通して起こる脳の現象だ。
今日の研究テーマ
「なぜ面倒くさい作業ほど、始めたらすぐ終わるのか?」
(認知的抵抗 × 作業興奮 × 先延ばし癖)
結論(簡単に言うと)
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面倒くさいの正体は 予測疲労
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作業を始めた瞬間、脳内で「作業興奮」が起こる
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やる気は行動の後に生まれる
→ ADHDじゃないのに先延ばし癖がひどい人ほど、この仕組みにハマりやすい
背景にある研究と理論
◆ ① 認知的抵抗(Cognitive Resistance)
脳は「未知のこと」にエネルギーが必要だと感じ、
作業前に 疲労を誇張して予測 してしまう。
このせいで、実際よりも作業が重く感じる。
「面倒くさい」は作業ではなく 脳の予測バグ というわけだ。
◆ ② 作業興奮(Work Excitement)
クレペリン検査でも使われる概念。
手を動かした瞬間にドーパミンが出てやる気が上がる。
つまり:
①やる気 → ②行動
ではなく
①行動 → ②やる気
の順番である。
◆ ③ 先延ばし癖と精神状態の誤解
先延ばし癖がひどいと
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「自分はADHDでは?」
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「もしかしてうつ病?」
と不安になる人がいるが、多くは 脳の抵抗の強弱 によるもの。
“やればすぐ終わる作業”が多い人は、
ADHDでもうつ病でもなく、
「スタートにだけ弱いタイプ」 であるケースが圧倒的に多い。
現場 × 逃避メソッドの応用
◆ 現場で使える:
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作業を細かく分けて「1分だけ触る」
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作業興奮を引き出すために、最初の工程を“楽な工程”にする
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面倒くさい日は「最初だけ」やると流れが勝手につく
◆ 逃避に使える:
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片付け・事務仕事・連絡・メールは全部「2分ルール」で
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先延ばし癖がひどい日は、
ADHDじゃない。ただ脳が疲れてるだけ と理解する -
自分を責めず、作業を小さく始めることだけ意識すればOK
今日のまとめ
“面倒くさい”の正体は作業前の脳の抵抗。
1分だけ始めれば、脳は味方に変わる。


