
【体験談:思い込みで進んだ現場作業】
ある日、現場の先輩が「この配線ルートのほうが早いから」と言っていたので、
何も疑わずにそのルートで施工を始めた。
途中から「あれ?むしろ時間かかってないか?」と思ったが、先輩も言うとったし
言い出すタイミングもなく、結局そのまま進めた。
あとで職長が「こっちからやったほうが早いじゃん」と別ルートを指示。
…正直、悔しさよりも「そっちだったのか!」という驚きが勝った。
自分が“正しい”と思ったことに、こんなにも執着していたのかと
ハッとしたのを覚えている。

🧠 今日の研究テーマ
「人は“正しい理由”より、“先に信じた理由”を信じ続ける」
(確証バイアス/認知的不協和理論)
✅ 簡単に言うと:
-
一度「これが正しい」と思い込むと、
それを裏づける情報ばかり集めてしまう -
自分と違う意見・データは「見ない」「無視する」「否定する」ことが多い
→ これが「確証バイアス」と呼ばれる心理現象
🔍 背景にある理論と実験:
◉ 確証バイアス(Confirmation Bias)
-
人は無意識に、自分の信じたい情報だけを集め、反証を避ける
-
例:新しい道具を使うとき、「便利そう」と思って買った後は
→ 不便な点があってもスルーしがち
◉ 認知的不協和理論(Festinger, 1957)
-
「自分の信念」と「それを否定する事実」がぶつかると、心が不快になる
-
それを避けるために、“自分に都合のいい物語”を作って納得してしまう
🛠 日常へのヒント(現場 × 逃避メソッド的視点)
◆ 現場で使える:
-
「このやり方がベスト」も、思い込みかもしれない
→ 時々“反証”の視点で自分の判断を点検すると、意外な改善点が見える -
後輩や新人の提案をすぐに否定してないか?
→ 「先に自分が信じていたことに固執してないか?」と一呼吸おくのも重要
◆ 逃避に使える:
-
「自分はダメだ」「また失敗するかも」は、過去の思い込みを強化しているだけかも
→ 今できていることを“事実ベース”で見直してみると、自己評価が変わってくる -
逃げたいときほど「過去のパターン」に縛られがち
→ 視点をずらすだけでも、気分転換になる
📎 補足メモ:
-
SNSやニュースは、自分が信じているものを“より信じたくなる構造”になっている
→ 時には逆の意見や、不快なデータにあえて目を通すのも、思考の柔軟体操になる -
「バイアスを持ってる前提で考える」と、逆に冷静になれる
🎯 今日のまとめ:
「それ、ほんとに“正しい”と思ってる?
“先に信じた”だけじゃない?」

