「“忙しい”と言う人ほど、仕事が終わらない理由」1日1研究-5

【体験談:“忙しい”を口ぐせにしていた頃】

ある時期、毎日「忙しい」が口ぐせだった。
出勤しても、昼になっても、帰り際にも、「今日も忙しかったな」と口にしていた。
けれど、ふとスケジュールを見返すと、意外と時間の隙間はあった。
仕事が終わらないのは、タスク量ではなく、「気持ちが常に“追われていた”」からだった。

“忙しい”という言葉を使うたびに、頭の中のBGMが速くなる。
まるで脳が「まだ終わっとらんぞ」と言い続けているようだった。


🧠 今日の研究テーマ

「“忙しい”と言う人ほど、仕事が終わらない理由」
(認知負荷理論/自己効力感の低下)


✅ 簡単に言うと:

  • 「忙しい」と言葉にするたび、脳は“処理が追いついていない”状態を再確認してしまう。

  • その結果、思考リソースが奪われ、実際の作業効率が落ちる。
    → “忙しい”という言葉自体が、仕事を遅らせるトリガーになっている。


🔍 背景にある理論と研究:

◉ 認知負荷理論(Cognitive Load Theory)

  • 人間の作業記憶(ワーキングメモリ)は容量に限界がある。

  • 「あれもやらなきゃ」「これも残ってる」と考えるほど、思考のメモリが圧迫される。

  • 実際の作業より、“考えすぎ”の方がエネルギーを消耗する。

◉ 自己効力感(Self-Efficacy)

  • 「忙しい=自分では処理できない」と繰り返すうちに、
     自信が削られ、行動意欲が下がる

  • 一方、「これを10分だけやる」と具体的に言い換えることで、
     脳は“処理可能”と判断し、集中力を取り戻す。


🛠 日常へのヒント(現場 × 逃避メソッド的視点)

◆ 現場で使える:

  • 「忙しい」ではなく、「今は詰まってるけど、あと10分で切り替えよう」と
     時間の“出口”を言葉にする
     → 脳は“終わりの見通し”を得て、ストレスを軽減する。

  • チーム全体で「忙しい」を合言葉にすると、疲労のスパイラルに陥る。
     → 「落ち着いたら」より、「ここまでやったら」の声かけが有効。

◆ 逃避に使える:

  • 「忙しい」と感じたときは、“物理的な忙しさ”と“気持ちの忙しさ”を分けてみる
     → 思考のノイズを切り離すだけで、体感の疲労が減る。

  • 「忙しい=充実」と思い込みすぎない。
     → 暇を作ることは“怠け”ではなく、リズムを整える技術


🎯 今日のまとめ:

「“忙しい”は現象じゃなく、状態の名前。
名前を変えれば、流れも変わる。」

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