「休んでも疲れが取れないのはなぜか?」1日1研究-6

【体験談:休日なのに、まったく休めなかった日】

久しぶりの連休。
何も予定を入れず、1日中家でゴロゴロしていたのに、
翌朝起きると、なぜか体も頭も重かった。
正確にはなにもする気が起きなかった訳だが。
「せっかく休んだのに疲れが取れない」と、
その“休み方”自体に今日一日無駄にしたとガッカリしたことがある。

あとで気づいたのは、
“休む”と“回復する”は、同じことじゃないということだ。


🧠 今日の研究テーマ

「休んでも疲れが取れないのはなぜか?」
(心理的回復理論/認知的切り替え)


✅ 簡単に言うと:

  • 休んでいるつもりでも、脳が仕事モードのままだと回復が起きない

  • 重要なのは、肉体的な休息よりも、心理的な“切り替え”
    → 何をしているかより、「仕事を忘れられているか」が鍵。


🔍 背景にある理論と研究:

◉ 心理的回復理論(Psychological Detachment Theory)

  • Sonnentag & Fritz(2007)による研究で、
     「仕事から心理的に離れる(detachment)」ことが
     疲労回復に最も大きく影響することが示された。

  • 単に体を休めるだけではなく、意識を仕事から切り離す時間が必要。

◉ 認知的切り替え(Cognitive Shift)

  • 脳の注意資源を仕事以外に向けることで、
     前頭前野の負荷が下がり、ストレスホルモンの分泌も減少。

  • 「ぼーっとする」「自然を見る」「没頭する」などの行為が、
     脳の回復サイクルを促す。


🛠 日常へのヒント(現場 × 逃避メソッド的視点)

◆ 現場で使える:

  • 休憩中にPCで作業連絡の確認やメールチェックをするのはNG。
     → 脳が“仕事モード”に戻るため、休んでも効果が薄い。

  • 「15分の完全な無思考」を入れる。
     → 外を眺めるだけ、深呼吸だけでも“心理的離脱”が生まれる。

◆ 逃避に使える:

  • 家で「何もしてないのに疲れる」と感じたら、
     脳がまだ仕事を考えているサイン
     → 違う感覚を使う趣味(料理・楽器・散歩など)で“スイッチ”を変える。

  • 逃避の上級者は、「現実を忘れる時間」を“意図的に作る”。
     → 無駄な時間ではなく、“再起動の儀式”として扱う。


🎯 今日のまとめ:

「回復とは、何もしないことじゃない。
“仕事を忘れられる時間”を持つことだ。」

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